Q1 中国事業で思い出に残っている案件・作品は?

4代目インプレッサの成約プレミアムのダイキャストミニカー

中国事業で印象に残っている仕事の一つが、中国現地法人ができる前の2011~2012年に制作を担当した、国内向け4代目インプレッサの成約プレミアムのダイキャストミニカーです。中国南部の工場に7~8回赴き、打ち合わせや視察、検品を実施。何度も試作を重ね、実車と比較しながら、特にシャシー裏のリアリティに徹底的にこだわりました。化粧箱や梱包も、SUBARUファンやミニカーマニアの期待を裏切らないよう、特別感があり、少しでも凹んだりしないものを模索しました。

店舗運営マニュアル

その後、北京現法が設立されてからは「店舗運営マニュアル」の制作を担当。SOC様と議論を重ね、クルマの見せ方や運営上の注意点を1冊にまとめました。また、中国はグローバルでの新店舗外装ガイドラインの初期導入国に選ばれたため、外装看板のフィニッシュワークや工場との制作実務も経験。

店舗内装ガイドライン

さらに、2024年には新しい店舗内装ガイドラインを空間デザインの会社とともにまとめるなど、SUBARU様の拡販のために全方位でお手伝いしてきた当社の姿勢、実績を中国でも少しは示せたのかなと思っています。

Q2 若手時代で思い出に残っている作品・エピソードは?

中島 大樹

私が一から企画提案して実現した初めての案件は、入社2年目、2000年の「業販店向けPLEO NICOT 店頭装飾セット(POPセット)」でした。見た目の愛くるしさを店頭ツールでも表現するために、バルーン型の吊り下げ式POPなどを制作。年末に偶然訪れた神奈川県の小さな業販店で、その装飾セットが綺麗に飾られているのを見た時には、思わず涙がこぼれるほど感動しました。店頭装飾のマニュアルや、業販店向けの看板支援パンフレットの制作などのSPチームで培った経験は、その後の中国事業でも活かされていると感じます。

中島 大樹

中島 大樹/執行役員 統括営業部 営業2グループ長 兼 北京現地法人総経理 1975年生まれ、東京都出身。1999年新卒入社。入社時は展示会のチラシ・DMの企画・コピーライティングを担当。その後店頭装飾の企画制作、販売スタッフ教育媒体の編集ライターなど、販売現場の役にたつ案件に長年従事。2019年1月北京現地法人副総経理就任、2020年1月同総経理、11月から現職。